足部の障害(外反母趾・扁平足など)
dr-machida.comより一部引用
扁平足
体重をかけた状態で土踏まずがなくなっている、足全体が平べったくなった状態です。踵の骨折などの後に発生するものもありますが、多くははっきりした原因がありません。扁平足の人は大変に多いのですが扁平足で困っている人は極めて稀で、むしろ扁平になって足全体が開く(開帳足)ことにより、以下に述べるような外反母趾や巻き爪でお困りになることが多いようです。
外反母趾
足の親ゆびがそのつけ根で外側(小指側)に曲り、そして前足部が内側に突出した変形です。足のゆびの最も多い変形で女性に多くみられます。痛くもなんともない人も多いのですが、突出した部分に炎症を起こすと痛みを生じます。
とりあえず痛みに対してパットを挿入したりされることも多いですしそれで何とかなっているかたもみえますが、原因は開帳足といって上記の扁平足傾向に原因があるのが多いのです。内反小趾(小指が付け根で親指側にまがっていること)を合併しているかたが多いのもそのためです。
やはり足自体を正確にサポートするような靴底の作成で進行を予防したり、症状を抑える事ができます。当院では靴・足底板作成を得意とする義肢装具士が来院し、靴・装具チェックを毎週水曜日17~19時に行っていますので、ご相談ください。 その際にはいつも履いている靴を持参していただけるとより効果的です。
靴の選び方;http://tamamed.web.infoseek.co.jp/dr-m/j_shoes_fitting.html
陥入爪
陥入爪は爪の角がトゲのように軟部組織(肉)に刺さって炎症を起こした状態を呼びます。巻き爪は爪が横方向に巻いている状態を呼びます。陥入爪の人は巻き爪になっている事が多く、爪の角を切ると一時的に痛みはなくなりますが、爪が伸びたときに、さらに巻き込み、より重症な陥入爪になります。
原因は3つ、深爪、足に合わない靴、ぶつけた場合です。特に深爪が主な原因です。深爪をすると歩いた時に床からの力で軟部組織が爪の縁から持ち上げられ、その軟部組織が爪を押して巻き爪になります。また、靴下が切れてしまうので爪の角を切って深爪にしてしまう人もいます。爪をぶつけると爪の縁の軟部組織が腫れて持ち上がり、爪を押すので巻き爪になります。 靴も原因の一つです。ハイヒールなどのトゥー・ボックスの狭い靴を履くと爪が押されるので深爪をしがちになります。逆に大き過ぎる靴も巻き爪の原因になります。例えば長靴は靴の中で足が動きすぎるので、爪が押されます。先の丸い紐靴をお奨めします。
治療には一昔前までは手術治療や抜爪が行われていましたが、現在では切らない治療が行われつつあります。
当院で行っている巻き爪のワイヤー治療は残念ながら使用する材料が健康保険で認められておらず、現行の法令では自費診療となります。当院でも水曜日午後に予約制で行っていますので、ご希望の方はお電話でご予約ください。 価格の目安や行っている医療機関は多摩メディカルのホームページに記載されています。
|